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いがみ整骨院 長生館
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こむら返り
real estate
深夜寝ていて突然脚のふくらはぎに激痛!!
目が覚めた経験はありませんか?
おそらく痛い目にあった人がほとんどかと思います。関西では「こぶら返り」というのが一般らしいのですが、正式には「こむら返り」です。「こむら」とは「腓」という字を書き、腓腹筋(ひふくきん)のことを指します。
こむら返りは睡眠中でも、起きているときでも同じように起こります。元に戻るまで時間にして数秒から数分かかることもあります。このこむら返りの原因は様々です。
疾患からくるこむら返りは糖尿病、肝硬変、甲状腺や副甲状腺の機能低下、筋肉の委縮性側索硬化症、関節炎、腰の疾患などがあげられます。他にも妊娠中の人にもこむら返りはつきものです。糖尿病や肝硬変では体の栄養(グリコーゲン)の調節がうまくできず筋肉が疲労しやすくなります。甲状腺は体力をうまく使い分ける器官です。副甲状腺は血液中のカルシウムをコントロールし筋肉の収縮の手助けをしてくれます。これらがうまく働かなければ筋肉は疲労し、硬くなってしまいます。
こむら返りの原因には他にも栄養や体の状態も関係しています。たとえば脱水症状もそのひとつです。水分不足や嘔吐、下痢、アルコール類の飲み過ぎなどで脱水症状が引き起こされます。一時的に体から水分が不足した状態が続くとこむら返りの原因となります。
栄養不足ではマグネシウム、カルシウム、ビタミンEの不足が原因でこむら返りになると言われています。
でも、とくに心当たりのある疾患もなく、栄養不足や水分不足も考えにくいのにこむら返りを起こすのはなぜでしょうか?
まず、脚だけをみずに体全体のバランスをみてみます。人の体を横からみると、上から耳たぶ、肩峰(肩甲骨のでっぱり)、大転子(太ももの骨のでっぱり)、膝のお皿と膝関節の間、外くるぶしの約5cm前がまっすぐなら姿勢が良い状態で保たれていることになります。
こむら返りをおこす人はほとんどが猫背の人、もしくは中腰姿勢の作業が多い人です。猫背や中腰姿勢では体は前に倒れようとします。それを踏んばろうと下半身が後ろにひっぱるようにがんまります。
もうおわかりでしょうか?とくに激しい運動していないのにこむら返りがおこる原因。それは体のバランスが崩れていて、必死に整えようとするふくらはぎの頑張りがあるからです。
では、こむら返りになったときどうすればいいのか?
ただただ時間を過ぎるのを待つのはあまりにも酷な話です。ふくらはぎがひきつった場合は、ふくらはぎが伸びるようにストレッチをかけてあげると改善します。
でもストレッチどころではありませんよね?
簡単なストレッチをかける方法として、それはまっすぐに立ち上がって下さい。まっすぐに立った姿勢は、すでにふくらはぎが伸びている状態になっています。「激痛の中、そんなことはできない!」と言われるかと思いますが、そこはがんばって立ち上がって下さい。
なにより根本的に治さなければいけないのは姿勢です。これを改善しなければ結局同じことの繰り返しとなります。
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