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アイシングとは英語でかくとICING。つまりICE(冷やす)ということで、カラダにたいして氷などで冷やして痛みをとる方法です。
では、なぜ冷やして痛みがとれるのか。
足首をひねってネンザをしたり、なにかとぶつかって打ち身になったりすると、熱をもって腫れあがる場合もあれば、とくになにも変化がない場合もあります。でも細かい血管をみてみると、実はいくつもの血管が切れて中で出血をおこしています。
この中でおこしている出血が青タンです。
「血がでていないから放っておいてもいいわ」と言う方、たぶんたくさんおられると思います。たしかにカラダの自己修復機能に内出血している血液を放っておいても修復してくれる機能があります。
なぜアイシングがカラダにいいのか。
内出血をおこすと外からでは出血している認識はありません。しかし、カラダの中では血管がやぶれドバっと血液がでているのです。このドバっとでた血液もカラダは修復の中で吸収しなければなりません。ドバっとでた大量の血液を吸収するには長い時間がかかります。そこで先ほどお話したアイシングをすることでドバっとでている血液をチョビっとにすることができるのです。つまり冷やしてあげることで、血液の流れを抑制するわけです。
アイシングにもやり方があります。
RICE(ライス)処置ともいわれる方法です。
安静 Rest
冷却 Icing
圧迫 Compression
拳上 Elevation
それぞれの頭文字をとってRICEといいます。
安静は『ムリに動かすな』、冷却は先ほどの『出血をチョビっとに』、圧迫は『腫れ上がってくるのを抑える』、拳上は『せっかく出血を止めている血管によけいな血液をおくりこまない』とそれぞれの役割と意味があります。
これがそろってはじめて早期回復へとつながります。
ちょっと雑学
『口を切ったときは氷をほおばることで止血』
アイシングは止血をするためだけではありません。
現在ではスポーツ選手のクールダウンとしてとりいれられています。
野球の投手が投球を終えベンチから観戦している姿をみたことがありますか?まるでアメリカンフットボールのプロテクターをつけているかのように肩になにかつけています。あれがクールダウンにつかうアイシングです。